緊急!オーディオ収録イベント発生!!!!!!(腐男子先生!!!!!アフレコレポート)
某月某日。
私は慣れないオーディオドラマの脚本を書きながら、悩んでいました。
(おかしい……)
自分で書いた台詞を読み、ストップウォッチを見ながら。
(おかしい、桐生先生の台詞を増やせば増やすほど、早口になるばかりで尺が短くなっていく……)
正しい尺とは? 台詞量とは?? と混乱しながら仕上げたことを、よく覚えています。
そして、月日は経ち、某月某日。
都内某スタジオにて。
腐男子先生!!!!!初のオーディオドラマ収録ということで、私達は簡単な挨拶を済ませ、声優さんに対して、まずはキャラクターのイメージ説明から入りました。
腐男子先生! こと桐生和人役は田丸篤志さん(「刀剣乱舞」(一期一振役)「A3!」(月岡紬役)「ハイキュー!!」(国見英役)など)
ぱぴりお先生こと早乙女朱葉役として、花守ゆみりさん(「アイドルマスターシンデレラガールズ」(佐藤心役)「ゆるキャン△」(各務原なでしこ)など)
お二方とも、先に原作に目を通していただいていたのですが、私からイメージを説明するということで、朱葉さんは、「可愛らしくもキレッキレに」そして桐生先生は
「劇場型オタクなので……」
言いながら自分で思いました。
コイツ、何を言ってるんだ?
とにかく、自分で盛り上げ、勢いをつけるオタクですので、大変かと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします……。
そんな全然伝わらないイメージを伝え、収録に。
まず、ブースから聞こえる軽い試し読みが、めっちゃいい声。
先生、めっちゃいい声。(大事なことなので)
この声が……この声が……これから……!!!! と、私は自分で書いた台本を持って震えました。
収録がはじまると、まず、朱葉さんが、めちゃくちゃに可愛い。
「えっっっこんなに可愛くて大丈夫ですか?!」と内心めっちゃ焦る。内心めっちゃ焦ったけど、結城先生の描かれる朱葉さんを思い浮かべ、
「あ、大丈夫めっちゃ可愛いな??」
と納得しました。めっちゃ可愛いです。めっちゃ可愛いので、皆さんどうぞ、めっちゃ愛でる用意をしておいて下さい。
そして先生なのですが、めっちゃすごいです。めっちゃすごい。
語彙が死ぬ。
参加していたとあるスタッフさんが、ずっと「尊い」しか口にしなかったのがとても印象的でした。(ありがとうございます)
オーディオドラマです。今回は、不慣れながら、私が脚本を書き下ろさせていただきました。自分の書いたものを、声優さんに朗読していただく……しかも目の前で……恥ずかしさで死ぬのでは?(中身は置いておいて)と思っていたのですが、そして確かに、最初一瞬「めちゃくちゃ恥ずかしい!!」と思ったのですが、
読み始めてすぐに思いました。
このひどいホンは私が責任を持ってチェックせねば、と。
そこからは心を無にし、それこそ瀧のような美声を浴びながら脚本をチェックしていたのですが、途中何度かあまりのひどさに吹き出しました。
あんまり……あんまりないことです……。自分で書いたのに……。冷静に見ていたはずなのですが……。
本当にコイツ、何を言ってるんだ……?
本当に……本当に……こんなホンを書いたのは……誰……?
朱葉さんも、桐生先生も、決して簡単な台詞ではなかったと思うのですが、二人とも、プロ中のプロ。ものすごく鮮やかに、読み上げていただきました。
本当に本当にすみませんありがとうございました!!!!!
なお、今回は書き下ろし脚本となっておりますが、
これまでにも何度か出てきたような台詞をふんだんに入れ込んでみました。
これは使い回しではありません。
桐生先生のサビです。
その辺り、ご了承いただき、原作のあの台詞もこの台詞も! 楽しんでいただけたら幸いです。
自分の作品なのに、こんなにいっぱい笑わせてもらって、本当に、人生の中でも指折りの、ハッピーな一日でした。
ぜひ、今回の特典をゲットしていただき、あなたにも、ハッピーな気分になっていただけたら嬉しいなと思います。
田丸さん、花守さん、それから結城先生をはじめ、関わってくれたすべてのスタッフの皆様、本当にありがとうございました!
こんないい声帯をもらって、朱葉さんも、桐生先生も、きっと来世まで、調子に乗り続けることでしょう。